相変わらず萎縮中。

一人掲示版の誰も死なないキラーコンテンツとして定着した感のある、私の忘れ物、落し物レポートも、いずれ若年性認知症患者が自ら記した発症への記録として医学的価値を持つ日が来ないものでしょうか。
キヨステで使っている、かなり変わった練習スタジオは、おじいさんが一人でやっています。雑居ビル風の建物の、スタジオのすぐ隣りの部屋がおじいさんの自宅で、おじいさんはいつもそちらにいるので、用事がある時はキツツキの形をした木製の呼び出し器を打ちます。もう長い間スタジオを使わせてもらっていることもあり、最近ではスタジオに着いたら演奏する部屋の鍵は空いていてどうぞご勝手にムードであり、実際おじいさんを呼ばずに部屋に入って練習を始め、終わった頃におじいさんが出てきて初めて「こんばんは」という具合です。練習が終わってもおじいさんは寝ていて、キツツキを打つまで出てこないことがしょっちゅうです。
そんな調子ですので、昨日のキヨステ練習は一番先に着いた私が、空いている部屋に機材を運び込みしっかり準備完了で二人が来るのを待っていました。しかししばらく待ってもどちらも来る気配がなく、今日は遅いなと時計を見て、そこでようやく1時間早くスタジオに来ている自分に気づきました。練習時間が日によって違い、それを間違えたなどというならまだしも、いつも決まっている練習時間、その時間を目指して来たつもりなのに1時間ずれていたという。
おじいさんを呼んで事情を話すと、そのまま1時間使わせてくれました。それにしても先に書いたようなおじいさんとの関係を抜きにすると、予約もしていないのに勝手にスタジオに入り込み、マイクなどを勝手に出してきて演奏している輩というのもすごいものですが、おかげで練習に持ち込む新曲を練り直したりする有意義な時間を過ごせたようです。
考え方などは何かと世間とズレ気味な私でありますが、ついに時間軸まで独自の道を歩み始めたのか。それとも萎縮する脳は時計の分針しか判別しなくなったのでしょうか。しかし今日が何日で何曜日なのかなどということから離れられたりしたら、それは楽しそうな毎日です。さよなら。
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category - 忘れ物
- 2009/09/03 (木)